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楽天ショップ新規出店のホームページ作成代行をしてみて感じたこと

タイトル通りご縁があり、1月から知り合いの楽天ショップ立ち上げの代行業務をしております。

僕がやっているのは楽天ショップ全体のデザイン構築から商品登録、各種バナー作成など、新規出店に関わるすべての業務です。

今回がはじめての楽天ショップ運営でしたが、ショップ作りの実態やRMSというシステムなど、勉強になることが沢山ありましたのでシェアしようと思います。

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楽天ショップを任された・・さあどうするオレ!

ホームページ作成は大得意でして、特にWordPressを使ったHP構築はたま〜に代行させてもらっています。

てかWordPressを使ったホームページ制作って超簡単なんですけどね^^

サーバーを借りてドメイン取得してWordPressを設置してテーマデザインを決めてプラグインを入れて完成・・、という感じ。お洒落なウェブサイトは簡単に作れるという・・、良い時代になりましたね。

今回僕が任されたのは楽天ショップのホームページ作成代行でした。

楽天ショップはRMSという楽天独自のシステムを組んでいまして、これがややこしい・・。

いや、ややこしすぎるっ!!

楽天RMSと検索すると、RMSシステムの愚痴をぼやいているオーナーさんのブログがたくさんあるわけで・・(笑

おそらく楽天ショップを運営されている方はほぼ同意見なのかな^^;

まず、一体どのようなシステムなのかを簡単にお伝えします。

楽天RMS、楽天ショップのシステムについて

楽天ショップのシステムは、当然ながら運営している人にしか分かりません。

まず言えるのは、楽天は「楽天RMS」という独自のシステムを組んでいます。

楽天RMSとは楽天マーチャントサーバーの略。楽天市場専用の店舗運営システムのことですね。

制約が多い楽天ショップ運営

楽天ショップは制約が多く自由がききません。

楽天ショップは項目ごとに「ヘッダー」「レフトナビ」「フッター」「共通説明文」「商品説明文」などなど、各パーツを揃えて作っていきます。

我々ホームページを作る側は、普通はこんな作り方はしません。全体構造を見ながら作るわけで、パーツを当てはめるような構築はしませんよ・・。

 

でね、そのややこしい楽天RMSなんですが、とりあえずCGI・PHPが使えないんです。これ正直驚きましたね。

楽天RMSはJavascript、レスポンシブデザインに対応していないので、RMSページでは動的なページが作成できません。

我々Web屋にとっては痛手・・。

「でも他のショップを見るとスライドショーとかバリバリ使ってるんだけど・・」

そのページのソースを除いてみる僕・・。

「ちょい、おじゃましま〜す・・」

ん?あ、なるほど〜!!インラインフレームを使って無理矢理表示させているのか・・。(笑)

めっちゃ感心だわ〜・・。

その後もいくつかショップを覗いたんですが、みな当たり前のようにインラインフレームを使って表示させていました。

要するに、「RMSでは利用できない動的なタグやHTML、Javascript等はフリーサーバースペースで使え!」というわけです。

そのフリーサーバースペースが「楽天Gold」なんですね。(納得〜)

 

やり方はまず、楽天Goldで各ページ毎にデザインを構築します。

例えばトップページ、レフトナビ部分、フッターなどですね。

そしてGoldで作った各ページを先ほど書いたRMS内の「ヘッダー」「レフトナビ」「フッター」にインラインフレームを指定して下記コードのように表示させます。

そうすると、あたかもページの中に一枚で表示しているかのように見えるわけです。(本当はiframeで表示させているんですけどね)

楽天GoldだけはHTMLの規制がないので動的な表示もできます。

HP作成ノウハウが分からないショップ運営者さんには厳しいシステム

正直ですね、ホームページを作れないショップ運営者さんにとっては非常に難しいシステムだと思いました。

無論、HPが作れないショップは代行業者に頼むかと思いますが、Goldを通して作るので代行業者さんとはずっと付き合う事になります。Goldページって、素人が見るとコードが並んでいてチンプンカンプンですから、分からない場合はページを更新することができません。

となると、代行業へ月額1万〜3万円払う事になり、ず〜〜と別で経費がかかっちゃいます。

 

正直言って楽天Goldというシステムは、「ホームページ作成代行業者さんが儲けるための仕組み」とも言えます。

「じゃあ楽天Goldを使わない!!」

と言いたいところですが、楽天Goldを使わないとダサいショップになります。。

Web屋さんは楽天Goldがあるおかげで自由に作成できるんですが、経験がない人からすると訳の分からない仕組みです。

結局は楽天や業者が一番儲かる仕組みが構築されている?

まず感じたことは、楽天ショップに登録して逃げられないことをいいことにお金の搾取がエグいんです。

商品登録するだけでも「一括編集する場合は別途料金がかかります」とか「画像編集したかったらスケッチページを使ってください、別途月額料金を頂きます」とかね。(笑)

とにかく楽天ってお金を請求してくるんです・・。

てかさ、画像加工なんてフリーソフトを使えばお金なんてかかりませんよ。(笑)

(いつの時代も弱者は搾取されるんです・・)


楽天の最大のメリット、それは集客力

ここまではずっと不満ばかりでしたが、やはり楽天ショップ運営の最大のメリットは集客にあります。

ある程度のSEO対策を行えば商品検索で自分のショップが上位表示されます。そして勝手にアクセスが集まるようになります。しかも新規客もわっさわっさ。

やはり集客面では最強ですね。

では他のネットショップと比べてどうでしょうか?

日本には無料のネットショップシステムはたくさんあります。

BASEやStores.jp、ゼロショップなど、誰でも簡単に構築できるショップがありますよね。

でもね、これらの無料ショップって集客口が一切ないんです・・。

つまり無料で使えるショップはSNSでお客を集めたり、顧客やファンがいないと成り立たないんです。

それに比べて楽天は、圧倒的な集客力がありますからそこは最大の強みだと思いますね。

ショップ運営するために経費はかかりますが、その分お客を呼び込みやすいのは無料ショップよりは圧倒的に有利かと思います。

まとめ

今回、楽天ショップ作成代行をさせてもらいましたが、楽天ショップ運営の実態がすごく分かりましたね〜。

楽天ショップは「がんばれプラン」「スタンダードプラン」「ライトプラン」「メガショッププラン」がありますが、オプションを絡めるとポンポンポンポン経費が飛ぶと思ってください。


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いや〜、楽天ショップがあんなややこしい仕組みだとは思いませんでした・・。